大阪環状線のホームドア導入について

ホームからの転落事故防止に有力なのは、ホームドア(可動式ホーム柵)の設置ですが、莫大な建設費や車両の統一など様々な問題をクリアしなければいけません。

今回は、比較的利用客の多い西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪環状線への導入について考えていこうと思います。


大阪環状線には様々な車両が乗り入れているため、ホームドアを設置するには車両の統一を図らなければいけません。



201系(ノーマル)福島

221系(大和路快速)福島

こちらは、大阪環状線で活躍している車両の一部です。上の写真は4ドアの201系車両、下の写真は3ドアの221系車両でドアの数が異なっています。

現在、この路線には201系や103系などの「通勤型車両」で運転している『環状線内各駅停車』、221系や223系などの「近郊型車両」で運転している『快速電車』、そして381系や281系などの「特急型車両」で運転している『特急列車』が走行しています。ただ、待避可能な駅がないので、結局『快速』や『特急』は各駅停車する大阪環状線の電車の後ろを付いて行くしかありません。


上記のように、ドア数の違いやダイヤ面でも大きな問題を抱えています。これらの問題を解決するには、JR難波駅と北梅田駅(仮称)を結ぶ「なにわ筋線」の開通が必要でしょう。



なにわ筋線計画地図

上の地図は、大阪市近辺のJR路線図です。ここには大手私鉄や大阪地下鉄の路線は書いていません。太線が「大阪環状線」と「大阪貨物線」赤線が「なにわ筋線(仮称)」です。

なにわ筋線(仮称)は、JR難波駅から「なにわ筋」の地下を北上し、北梅田貨物ターミナルの地下「北梅田駅(仮称)」に至る計画路線です。ほぼ全区間が大深度の地下トンネルになるため、莫大な建設費がかかるとされており、未だに着工されておりません。中間にも駅を建設する予定ですが、そうすると倍以上の費用がかかると試算されているため、途中駅の設置を断念する可能性もあります。また、JRのみではなく、南海汐見橋駅からの乗り入れも計画されていますが、そうした場合、汐見橋駅自体を地下化しなければいけないため、実現は難しいと考えられます。

計画では、この新線に「関空特急はるか」「特急くろしお」を走らせる計画ですが、私はさらに「関空快速・紀州路快速」「大和路快速」も走らせれるべきだと考えます。そうすれば、大阪環状線のダイヤにも余裕ができる上、必然的に4ドア車のみの運転になるので、ホームドアの設置が可能となります。

ただ、そうした場合、快速停車駅の大正駅・弁天町駅・西九条駅・野田駅(大和路快速のみ停車)・福島駅、さらに大阪駅より先の天満駅・桜ノ宮駅・京橋駅の「快速電車」利用客から苦情が殺到することは当然有りえます。『大阪環状線を利用して新今宮駅の同一ホーム乗り換えが可能』と宣伝しても、やはり今までより利便性が落ちるため納得してもらうには難しいと思われます。だからといって、関空快速など全ての快速電車を201系のような「通勤型車両」で運転するのも無理があります…



ホームドア設置の課題については、よくよく参究していかなければいけません。
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乃梨(のり)

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