仏教と仏像の起源

毎年4月8日に、降誕会(ごうたんえ:お釈迦様の誕生を祝う法要)があるので、仏教と仏像の起源について簡単に触れてみたいと思う。因みに、この日は「花祭り」とも言われ、小さなお釈迦様の像に甘茶をかける風習がある。知っている人も多いのではないだろうか?



仏教の起源

釈尊(お釈迦様)が開かれた仏教には、大きく「原始仏教」「部派仏教」「大乗仏教」の三つに分けられる。簡単に説明すると次のようになる。

「原始仏教」は、釈尊の存命の時代から仏滅後100年頃までのものをいう。
「部派仏教」は、仏滅後から100年程たった後、教団の中で戒律や教理の解釈の違いが生まれ、上座部の保守派と大衆部の革新派に分かれたものをいう。
「大乗仏教」は、部派仏教が形成されたことを反省し、釈尊の説教による本来の姿を復古したものをいう。在家を中心とした仏教徒による新しいもので、起源は紀元前一世紀頃といわれている。



仏像の起源

原始仏教部派仏教の時代は、倫理的・学問的色彩が強く、仏や菩薩を像であらわすことは無かった。当時、仏教徒の礼拝の対象となったものは、釈尊の舎利(遺骨)や悟りを開かれた菩提樹、または仏足石(釈尊の足跡の石)であった。

大乗仏教の時代になると、釈尊を悟りを開いた聖者としてではなく、人間を超越した「如来」として崇められるようになり、パキスタンのガンダーラを中心に仏像の彫刻が始まる。

紀元前327年にマケドニアのアレキサンダー大王がインドに侵攻した際、多くのギリシャ人を連れてきた。その多くはガンダーラに定住したことによって、後にギリシャと仏教の交流が始まる。ギリシャ人は昔から優れた彫刻技術を持っており、彼らに仏像を彫らせたため、ガンダーラは仏像発祥の地になったのである。また同じ頃、デリー(インド北部)でも仏像彫刻が盛んになる。それはギリシャ調の仏像と異なり、インド特有の仏像であった。

これらはシルクロードを通って中国に至り、奈良時代に日本に伝わった。これが日本の仏像の起源である。




機会があれば、仏像の詳細も述べていきたいと思う。
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No title

仏教って、説教臭いけど基本正論だから納得できる
部分多いから好きよ。

ただ上座部仏教から大乗仏教への転換が、
修行嫌いなゆとり世代にウケるために、戒律をゆるゆるにした感じが俗っぽくて何かもやもやするね。
まあ、お釈迦様は苦行を否定してるみたいだけど…

てか、こういう記事が書いてると真面目なブログと勘違いしてしまうやんけ!

No title

>はるいち氏

これからは真面目な記事も少しずつ入れていこうと考えていますw

お釈迦様も道元禅師も修行は苦行ではないと説かれていますが、それは苦行をしたからこそ得られたものですからねw 多少の苦行は必要だと思います。
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乃梨(のり)

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鉄道やアニメ、犬(特に柴犬)が好きな社会人です。宜しくお願いします。

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