後輩にエールを送る

昨日の晩、後輩2人と新世界で串カツを食べながら飲みましたが、そのうちの1人はこれから永平寺の修行に行く子だったので、応援も兼ねての飲み会でした。まぁ、その子は既に1回修行経験をしているので、そんなに苦労することはないと思いますが… 何はともあれ、永平寺出身である2人が永遠と永平寺の思い出話をするという、周りから見たら異彩を放つ連中だったと思います(^_^;)




永平寺は娑婆とかけ離れた世界なので、様々な面で勝手が違います。1日の流れは勿論、言葉や作法も1から覚え直すので、生ぬるい生活を送っていた大学卒業後の私には正直地獄でしかなかったですね。上山当初は常に寒さ、空腹、眠気と戦っているのに、そこへ数人の古参(先輩)和尚から怒号が飛んでくる。自分の出来なさ加減に苛立ちと焦りが積もり、恥ずかしながら泣いた日もありました。些細なことで同輩と喧嘩にもなったし、どうやって楽をするかも考えていました。自分の悪いところ、他人の悪いところしか見えなくなった時期もありました。今思えば、よく過ごしていたなと思います(・・;)


人間には生きていく上で必要な三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)がありますが、実はこれを覆されたのも永平寺でしたね。学生時分は三大欲求を満たさないと不満に思っていたけど、あそこでは冗談抜きで性欲は無くなります。まぁ、これは私の経験談であるため、そうでない人もいたかも知れないが、私は一切性欲が出てきませんでしたね。

最初に出てきたのは、食欲。ハンバーガーやステーキなどが頭から離れず、坐禅中もそれらを妄想しながら寝落ちしてしまい、古参にド突かれる毎日でした。タンパク源である肉や魚、卵など一切食べれない炭水化物中心の生活なので、江戸時代に流行った脚気にもなりました。私の症状は頻尿で、常に小便に行きたくて仕方なかったです。暫く朝課(朝の読経)が2時間以上続く日が続いていましたが、当然耐えられるわけも無く、古参に頼んで東司(お手洗い)に連れて行ってもらってました(勝手に行くと確実に怒られる)。

食欲が落ち着く間もなく次に襲って来るのが、睡眠欲。永平寺では3時半に起床だが、勿論そんな時間まで寝ていたら地獄を見るのは必至。起床時間の2時間前、つまり1時半に起きて、当日割り振られている公務(仕事)内容の勉強をする。寝る時間は21時だけど、起きることが許される22時半ギリギリまで勉強する。正味3時間くらいしか寝れないから眠くもなる。だからといって、坐禅中や読経中、作務(掃除)の時に寝ていたら怒られるどころか、罰も待っている。堂行寮(修行僧の監視係みたいな部署)に呼び出される日もありました…

こんな状況で可愛い女の娘見たいなぁ~なんて気が起こらないのも当然と言えば当然だね。




気が付いたら悪いことばかり書き綴ってしまったので、ここで方向転換。実は、永平寺の修行生活に於いても楽しかったと思える時もありました。1年目も時も面白かったし、古参になれば見えなかった部分も見えてくるので、良い勉強になりました。同輩とは勿論、長く残れば古参や後輩とも仲良くなれるしね☆ 同じ釜の飯を食うって言葉があるように、ここでも自ずと絆が生まれてきます。だから、今永平寺に手伝いに行くのも億劫ではないし、マイナスイメージも殆どありません(*´∀`) 何でもそうだと思いますが、辛い思いをしたからこそ見えてくるものがあります。やられたことを僻むのでなく、前向きに考えていけば必ず自分のためになるでしょう。

なんか最後の方適当になってきたけど、大目に見てください(;・∀・)




以上、恥ずかしいことを含めて赤裸々に述べてきたので、正直これを見てどう思われるか不安です(笑) ただ、これだけは言えるのですが、上記の事柄は全て、自分が経験した紛れもない事実なので、隠す必要もないと思います。こんな人間なんだなぁ~、こんなんでも修行できるんだなぁ~、と思っていただければ幸いかと思います。
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苦労したな。
本当すごいと思います。
永平寺だけは行きたくないと改めて思う彦衛門でした。

No title

>彦衛門氏

永平寺での苦労が、今となっては良い思い出ですよ(´▽`) 娑婆では経験できないことばかりなので、行ってみる価値はあると思いますw

氏の仕事内容を聞いていると、あの時の私より苦労してるんじゃないかと思う時があるよ、マジで! またお互いの苦労話を肴に飲みましょう(^O^)
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乃梨(のり)

Author:乃梨(のり)
鉄道やアニメ、犬(特に柴犬)が好きな社会人です。宜しくお願いします。

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